開催概要
日時 : 2022/4/9(土) 10:30~12:30
会場 : 現代美術館 会議研修室
内容 : Webマーケティング①
「プロが教えるWebサイトの経営戦略、基本的な考え方」
講師 : 田崎 新二(株式会社TAS ART 代表取締役)
実践マーケティングセミナーとは?
勉強会の2022年度の年間テーマは“Webマーケティング”偶数月は各界のプロフェッショナルから実務的なテクニックを学びます。もちろん、座学だけで終わらず、学んだことをその場でアウトプットするので、実践力が身に付きます。他の参加のアイデアを参考にできるので、実践者向けの内容となっています。
当日の内容
「プロが教えるWebサイトの経営戦略、基本的な考え方」
4月の勉強会では、一般企業から公共施設までWebサイトの制作やWebシステムの開発・運営・管理などの事業を行っている株式会社TAS ARTの田崎氏が、プロ目線で経営戦略の上で必要とされるWebサイトの基本的な考え方を事例を交えながら解説しました。
株式会社TAS ARTについて
2006年設立。菊陽町津久礼にて一般企業から公共施設までWebサイトの制作やWebシステムの開発・運営・管理などの事業を行っている。
株式会社TAS ARTのWEBサイトはこちらから
WEBサイトの経営戦略、基本的な考え方
・今までの考えでは売れない
そこで、
どうやったら、商品を買ってくれるか?
どうしたら、資料を請求してくれるか?
どうしたら、会社に入りたいと思うか?
と考えるが、この思考も少し危ない
お客さんは
何を求めているのか?
どんな課題があるのか?
何を必要としているのか?
Webサイトづくり・リニューアル=お客さんの心に寄り添う訓練
顧客を理解し、商品・サービスを顧客に合わせ、おのずから売れるようにする
Webサイトの特徴
良い面
① 24時間営業マン
② アクセス数など、データが取れる
③ 変更が簡単
④ サービスや商品の強みが整理できる
懸念点
① 目的に合わないなら、すぐ離脱
② 簡単に他社比較
③ Webサイトだけ見て、評価される
※顧客は冷たい視線でWebサイトを見ている。
勘違いする点
① Webサイトを作れば売れる
② Webサイト運営はお金がかからない
③ データで全てわかる
※アクセス解析ですべてがわかるものではない。
Webサイトを作る上で意識しなければいけないこと
① ゴールを決める(目的)
② お客さんを決める
③ シチュエーションを考える
④ 掲載内容を決める
⑤ お客さんの行動を見る
大事なのは、お客さんのシチュエーションを考え抜くこと
その結果、
・お客さんの行動がわかる
・お客さんが検索するワードがわかる
・Web上のライバルがわかる
・Webサイトに必要コンテンツがわかる
企業視点⇒顧客視点⇒顧客の立場に立って考え抜く。
ワーク
◎ワーク1
自社の商品・サービスに
・出会ったり
・購入したり
するシチュエーションを考える。
◎ワーク2
最初の画面に出した方が良い情報は?
まずは、お客さんを想定し、お客さんのシチュエーションを考えぬく。
次に、Webサイトを訪れたお客さんがどういう情報を欲しているか想像し、もれなく提供する。
ワークで使用したシートはこちらです↓
◎ワーク3
隣の人の行動を覗いてみよう。
という事でペアになり、お互いの考えたウェブサイトの基本戦略を共有し、フィードバックを行いました。
まとめ
Webサイトが成功するとき
① 「Webサイトは育てるもの」意識
② 制作会社とのパワーバランス 5:5
③ 営業担当者を制作チームに加える
④ 常にお客さんの行動を見る
⑤ 考えすぎるより、試してみる
Webサイト運営の注意点
① Webサイトをつくれば売れるという考え
② Webサイト検索順位に一喜一憂
③ 大量のデータを使った解析は目的を見失う
(データは補足的な情報)
④ Webサイトだけに頼らない
お客さんが本当に欲しい情報を提供することもWebサイトの役割
感想
Webサイトを作る前に考えなければいけないことはマーケティングに通じることが多いですが、
お客さんがWebサイトを見るときは冷めた目で見て、一瞬で判断していること、自分が欲しい情報がなければ簡単に離脱してしまう事などを考えると、Webサイトはお客様の見る目がよりシビアであり、Webサイトを作る前に顧客の立場に立ってシチーエーションを考え抜くことの重要性を実感しました。
次回予告
次回の勉強会は、以下の通りです。
日時 : 2022/5/14(土) 10:30~12:30(開場10:15)
会場 : 熊本市現代美術館 会議研修室
内容 : 成功している企業が導入している「カスタマージャーニーマップの基礎」
講師 : 溝口 敏博(株式会社熊本マーケティング研究所)
詳細は、こちらのページからご確認ください。