ものづくり補助金(10次締切 )の採択結果発表
2022年7月15日に「令和元年度・令和三年度補正予算事業ものづくり・商業・サービス補助金(10次締切 )」の採択結果が発表されました。一般型は応募者数4,224に対して採択者数2,584で採択率61.2%、グローバル展開型は応募者数70に対して採択者数28で採択率40.0%という内容でした。これまでの累計でみると、一般型の採択率は47.7%、グローバル展開型は29.7%なので、今回は一般型の採択率が高くグローバル展開型は低い結果となりました。
なお、弊社では一般型で2事業者さんのサポートをさせて頂き、無事に2事業者さんとも採択されたので、一安心といったところです。ものづくり補助金は設備導入にかかる費用の2/3が補助されますので、生産性を高めるための前向きな設備投資を予定されている事業者さんにとっては非常に使い勝手がよい補助金となっています。現在、発表されている分では、8月18日締切が最後のようですので、今回の申請に間に合わない事業者さんも追加募集回もしくは来年の募集でチャレンジされてみてはいかがでしょうか。
締切回 | 採択発表日 | 応募者数 | 採択者数 | 採択率 | |
1次 | 令和2年4月28日 | 2,287 | 1,429 | 62.50% | |
2次 | 令和2年6月30日 | 5,721 | 3,267 | 57.10% | |
3次 | 令和2年9月25日 | 6,923 | 2,637 | 38.10% | |
4次
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〔一般型〕 |
令和3年2月18日
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10,041 | 3,132 | 31.20% |
〔グローバル展開型〕 | 271 | 46 | 17.00% | ||
5次
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〔一般型〕 |
令和3年3月31日
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5,139 | 2,291 | 44.60% |
〔グローバル展開型〕 | 160 | 46 | 28.80% | ||
6次
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〔一般型〕 |
令和3年6月29日
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4,875 | 2,326 | 47.70% |
〔グローバル展開型〕 | 105 | 36 | 34.30% | ||
7次
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〔一般型〕 |
令和3年9月27日
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5,414 | 2,729 | 50.40% |
〔グローバル展開型〕 | 93 | 39 | 41.90% | ||
8次
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〔一般型〕 |
令和4年1月12日
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4,584 | 2,753 | 60.10% |
〔グローバル展開型〕 | 69 | 27 | 39.10% | ||
9次
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〔一般型〕 |
令和4年3月25日
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3,552 | 2,223 | 62.60% |
〔グローバル展開型〕 | 61 | 24 | 39.30% | ||
10次
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〔一般型〕 |
令和4年7月15日
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4,224 | 2,584 | 61.20% |
〔グローバル展開型〕 | 70 | 28 | 40.00% | ||
合計
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1次~3次 | 14,931 | 7,333 | 49.10% | |
4次~10次〔一般型〕 | 37,829 | 18,038 | 47.70% | ||
4次~10次〔グローバル展開型〕 | 829 | 246 | 29.70% |
ものづくり補助金の目的
中小企業・小規模事業者等が今後複数年にわたり相次いで直面する制度変更(働き方改革や被用者保険の適用拡大、賃上げ、インボイス導入等)等に対応するため、中小企業・小規模事業者等が取り組む革新的サービス開発・試作品開発・生産プロセスの改善を行い生産性を向上させるための設備投資等を支援します。
応募締切
応募締切:令和4年8月18日(木) 17時
補助率と補助上限額
◆ 補助率
一般型 [通常枠] 1/2 (小規模事業者等 2/3)
[回復型賃上げ・雇用拡大枠] 2/3
[デジタル枠] 2/3
[グリーン枠] 2/3
グリーン展開型 1/2 (小規模事業者等 2/3)
◆ 補助上限額
一般型 [通常枠] 750万円~1,250万円
[回復型賃上げ・雇用拡大枠] 750万円~1,250万円
[デジタル枠] 750万円~1,250万円
[グリーン枠] 750万円~1,250万円
グリーン展開型 3,000万円
※従業員規模により補助上限の金額が異なります。
補助の対象となる経費
◆ 一般型
機械装置・システム構築費、技術導入費、専門家経費、運搬費、クラウドサービス利用費、原材料費、外注費、知的財産権等関連経費
◆ グリーン展開型
機械装置・システム構築費、技術導入費、専門家経費、運搬費、クラウドサービス利用費、原材料費、外注費、知的財産権等関連経費、海外旅費
まとめ
今年度のものづくり補助金では、3つの新枠ができました。その中でもおススメなのがデジタル枠です。自社のサービスをDX化したり、業務のDX化を図るための設備投資が対象となっております。対象経費として、システム構築費も認められていますので、ものづくり補助金を活用することで、1/3の費用で社内のDX化を図ることも可能です。熊本マーケティング研究所ではものづくり補助金をはじめ設備投資に関する補助金の実績も多くありますので、補助金を活用したい事業者様からのご相談も承っております。