こんにちは!
皆さんは日本を代表する美術家でありデザイナーでありイラストレーターでもある横尾忠則さんをご存知ですか?
今回はその横尾忠則さんをご紹介しようと思います。
鬼才と呼ばれる横尾忠則さん。
私のイメージはメチャクチャかっこよくて刺激的であり少し胸騒ぎを感じる作品が多いイメージです。
皆さんはどんなイメージを持っていますか?
とても歴史がある偉大なお方なので今回はごく一部をご紹介させて頂きます。
鬼才と呼ばれる横尾忠則さんとはどんな人?
世界中のクリエイターに多大な影響を与え続ける横尾忠則さん。
1936年生まれ、兵庫県出身の横尾忠則。日本を代表する美術家のひとりです。20代のころからグラフィックデザイナーとして活躍し、革新的なポスターなど独自の世界観を表現し続けています。その作品は世界から注目を浴び、寺山修司や三島由紀夫などとともに高い評価を受けていました。
ニューヨーク近代美術館や、アムステルダムのステデリック美術館、パリのカルティエ現代美術財団など、各地で個展を開催しています。2012年には神戸に横尾忠則現代美術館を開館しました。
またワルシャワ国際ポスター・ビエンナーレ展の金賞や紫綬褒章、日本文化デザイン賞、旭日小綬章、朝日賞、高松宮殿下記念世界文化賞など数多くの賞を受賞しています。
横尾忠則さんの代表的な作品を一部紹介します
自死を表現したポスター「TADANORI YOKOO」
東京の銀座松屋で開催された「ペルソナ展」のポスター「TADANORI YOKOO」。旭日をバックに薔薇の花を持つ首つりの男性、「29歳で頂点に達し首を吊って死ぬ」のコピー。これは横尾自身を描いた彼自身のための広告ポスターです。
サイケデリックなカラーに刺激的なテーマですね。私は横尾さんの作品でこれが一番好きです!
腰巻お仙
原色や鮮やかな色を多用したポスターは、1960年代から高い評価を得ていました。特に、1966年に発表した「腰巻お仙」は代表作のひとつとして数えられています。ポスターというのは宣伝用の張り紙であり、注目されるべきはそこに広告されているものですが、製作者の個性があまりにも際立っていたことから、しだいに彼自身が前面に立つことを許されていったそうです。
これは舞台の広告なのですがどんな舞台なのか想像できますか?私はできませんでした。
Y字路シリーズ 暗夜光路N市-V
ふるさとの兵庫県西脇市のY字路など、写真で撮り溜めては、沢山Y字路の作品を作り上げております。
画像の作品は「暗夜光路N市-V」、N市とは西脇市、Vはその5作目の作品という意味です。
夢に出てきそうですねー!
NHK大河『いだてん』題字&ポスター
あの有名ないだてんのポスターも横尾忠則さんが手掛けております。
題字は「いだてん」の平仮名4文字の上に、3本足の紋様を1つずつ配した大胆なデザイン。
「三脚巴」「トリスケル」と呼ばれる、古代からヨーロッパに伝わる紋様を取り入れ、足の速い神様「韋駄天(いだてん)」を表現しているのだそうです。
金色の背景が印象的なポスタービジュアルにも回転するイメージが用いられています。日本初のオリンピック選手であるマラソンランナー・金栗四三役を演じる中村勘九郎のランニングフォームが円を描くように何重にも重ねられたデザインです。
走る中村勘九郎の様々な表情と無数の足の中央に、「あえて入れた」という、『いだてん』の時代にはないはずのペットボトルを持った姿が目を引きますね。
番組の担当プロデューサーの起用理由について「1960年代に感じるとてつもない時代のうねりや高揚感を“今”の感覚で表現できるのは横尾忠則さんしかいませんでした。1964年東京オリンピックのデザインチームの一員であり、現在に至るまで世界を刺激し続けてきた横尾忠則さんのエネルギーが『いだてん』には必要でした」と明かしています。
躍動感あってかっこいいですねーー!!
憂魂、高倉健
1971年に制作されながらも書店店頭に並ぶことのなかった“幻の書”のリニューアル完全版。遠藤努撮影による“俳優・高倉健”のスチール写真を中心に貴重なプライベート写真やスナップも含めて横尾忠則が編集した圧巻の370ページの本。加えて細江英公、立木義浩、森山大道、石黒健治ほか豪華写真家の競演による作品、横尾忠則による高倉健インタビュー・年譜なども収録しています。」
高倉健さんを真っピンクにするという発想が凄すぎるー!
出典:写々者
新網走番外地/高倉健のポスター
全盛期における代表的な作品。 「新網走番外地/高倉健」のポスター 。力強くインパクトのある作品だと思います。
体中に書いてある文字が奇抜でいいですね!
出典:広告美術
横尾さんはすぐ、タクシーを拾い高倉邸にかけつけ野次馬も阻止する非常線もなんなく突破して門のあたりにいた健さんに近づいていきました。すると健さんははくるりと振り返り、『アッ、横尾さん、おいそがしいのに、こんな所にワザワザ来ていただいて恐縮です。さあ、お茶でも……』といいながら、自ら魔法瓶のコーヒーをマグカップに注ぎ、横尾さんに手渡したそうです。火事の家を見ながらコーヒを飲む二人すごいですね。
これまでの作品を見てふとあの作品も横尾さんの作品ではないかと思ったものがありました。
それは水曜のダウンタウンのオープニングです。
これを見て横尾忠則さんがオープニングのデザイン(アートワーク)を手掛けているのではないかという噂がありました。
奇抜さの印象が非常に似ていますよね。
しかし結論から言いますとこれは横尾さんの作品ではないそうです!
どうやら、「水曜日のダウンタウン」が横尾忠則さんをオマージュしているようですね!
とても素敵なオマージュだと思います!!
横尾忠則さんの作品は独特な世界観で、非常に見ごたえのあるものが多く、たくさんの人達に多大な影響を与えております。
他にも沢山の素晴らしい作品がありますが今回はここまでにします。
言語化できない「芸性」や「美」を追求する横尾忠則さんの作品達、今後の活躍にも期待大ですね!!
横尾さんの作品はグッズが沢山出てるので気になる方はぜひ!
横尾 忠則|Tadanori Yokoo
1936年、兵庫県西脇市生まれ。神戸新聞社にてグラフィックデザイナーとして活動後、独立。60年代、寺山修司や唐十郎の演劇ポスターなどで一躍注目を集め、70年代のドラッグ&サイケデリックカルチャーやカウンターカルチャー全盛期に絶大な支持を得る。1980年7月にニューヨーク近代美術館にて開催されたピカソ展に衝撃を受け、その後、画家宣言。以来、美術家としてさまざまな作品制作に携わる。代表作に『腰巻お仙』、「ピンクガールズ」シリーズ、「日本万国博の楽しい会場より」シリーズ、「滝」シリーズ、「Y字路」シリーズなど多数。無尽蔵のイマジネーションと多彩な技法を駆使し、時代を代表する作家として旺盛な創作活動を続けている。
実はわたくしも昔、弊社の講演会のチラシをデザインした時に横尾さんをオマージュさせてもらった事があります!
講演者の方がとても個性的だったのでピッタリなのでは!?と思ってこういうデザインにしました。
あくまでもオマージュという事で、、、、、。
※パクリとオマージュの違い。
「オマージュ」は「尊敬している相手の作品」「尊敬する相手の作品に影響され創った、似た様な作品」という意味です。
「パクリ」は「相手の持ち物を黙って自分のものにすること」「相手のアイデアや構想などを黙って使用すること」という意味です。
ちなみに「リスペクト」は「相手を尊敬すること」「相手の作品や功績に対して敬意を表すこと」という意味です。
横尾忠則さん尊敬しております!!!