前編記事の振り返り
前編の記事では、熊本マーケティング研究所 代表岡村がマーケティングに興味をもったきっかけから、熊本マーケティング研究所が誕生した経緯までを振り返る形でご紹介しました。
後編となる今回の記事では、マーケティングについて更に深掘りしながら、代表岡村の“マーケティングへの想い”をお伝えしていきます。
>>熊本マーケティング研究所の誕生秘話!代表岡村の「マーケティング」への想い(前編) | 熊本マーケティング研究所
改めて「マーケティング」ってなぜ必要?
「マーケティングはなぜ必要なんだろう?」
経営者の方のなかには、こう考えている方もいらっしゃるのではないでしょうか。
熊本マーケティング研究所では、改めて「マーケティング」が必要な理由について考えてみました。
マーケティングはセールスの対義語
「マーケティング(Marketing)」は、よく「セールス(Sales)」の対義語として表現されます。つまり、セールスが「売ろうと頑張る」ことなのに対し、「売ろうとしなくても売れる状態をつくる」のがマーケティングです。
「営業を増やしてセールス活動を頑張っているのに売上が伸びない……」
こんな企業に足りないのは、きっと「マーケティング」だと思います。
知らないまま突き進んでも“儲からない”状態になってしまう
また、起業したときや新規事業をはじめようと思ったときに、マーケティングに関する知識が全くないまま突き進んでも、「頑張るだけで儲からない」という状態になりかねません。
経営状態が傾いて「危ない」と思ってからマーケティングを始めても手遅れの場合が多く、スタートアップの時点からしっかりマーケティングを取り入れておくことが、事業を成功させるために必要不可欠です。
マーケティングで成功しやすい人・企業とは?
ここからは、マーケティングを取りれることで成功しやすい人や企業の特徴をご紹介していきます。
提案を肯定的に受け取ることができる
まず、マーケターからの提案を、肯定的に受け入れることができるかどうかが、とても大切です。良い提案をされたとしても、「自分のやり方はこうだから……」と否定的に捉えてしまっている場合は、マーケティングの効果を活かしきれないでしょう。
「1万人のターゲットがいれば、1人くらいこういう考えの人がいる」くらい柔軟に考えられる人・企業のほうが、マーケティングで成功しやすいと思います。
ただし、その会社の理念的に、マーケターの提案が受け入れられないこともあるでしょう。そういう場合は、マーケティングよりも企業理念のほうを優先するべきです。
経営の土台がしっかりしている
もうひとつの条件として、経営の土台がしっかりしていることが挙げられます。マーケティングはあくまでも経営を支えるための手段なので、まず土台となる経営がしっかりしていないと、マーケティングで成功することも難しいでしょう。
起業したての経営者が考えるべき「会社経営の基本」について詳しくは、以下の記事をご覧ください。
>>起業直後の経営者に贈る!スタートアップに必要な会社経営の基本 | 熊本マーケティング研究所
マーケティングをしていて良かったこと(成功事例)
ここからは、代表岡村が「マーケティングをしていて良かった」と感じた事例をご紹介します。
熊本市内の20席くらいの飲食店のWeb運用をサポート
ご紹介するのは、熊本市内の20席くらいの飲食店からの依頼で、Web運用をサポートした際の事例です。調べた結果、WEBサイトにはほとんどアクセスがなく、集客効果がほとんどない状態でした。
しかし、問題点はそれだけではありませんでした。
熊本マーケティング研究所が行ったアドバイス
色々お話を聞いて浮かび上がってきた問題点に対して、熊本マーケティング研究所が行ったアドバイスが以下のとおりです。
- コースメニューのみなのに、ホームページは単品メニューしか載ってない。
⇒アドバイス:ホームページでコースメニューのページを作成しましょう。 - シェフとバーテンダーの2人体制なので、予約の電話が鳴っても取れないことがある。
⇒アドバイス:公式LINEでの予約に切り替えましょう。 - 同じ5000円メニューでも、お客さんに合わせて内容を変える気配りができる。
⇒アドバイス:ホームページや公式LINEで伝えていきましょう。 - コース名が「5,500円コース」等だった。
⇒アドバイス:もっと認知されやすいコース名に変更しましょう。
マーケティングサポートによって売上が回復
熊本マーケティング研究所がマーケティングをはじめて4ヶ月が経った頃には、公式LINEには予約が殺到する状態になっており、店舗の売上は月60万円から月200万円に回復しました。
また、公式LINEのやり取りでも「お祝いですか?」といった質問を店舗側からしており、上手にコミュニケーションをとってお客さんの満足度を上げられるようになっていました。
マーケティングでポテンシャルを秘めた店舗の認知をあげたい
今回ご紹介した事例のように、マーケティングを通じて“ポテンシャルのある店舗”の認知度をあげていくことが、マーケティングをしていく上での代表岡村の喜びであり、願いでもあります。
世の中には、マーケティングを知らないだけで、もっと広がっていけるポテンシャルを秘めた良いお店がたくさんあると思っています。ここでいうポテンシャルとは、さきほどご紹介した「提案を肯定的に受け取れる」といった経営者の素直さや資質も含まれています。
熊本マーケティング研究所では、「Labout」を通じて、ポテンシャルのある店舗・企業様のマーケティングサポートを行っていきたいと願っています。もちろん、店舗や企業様の根本的なポテンシャルを底上げしていく部分からのお手伝いも、同じくらい大切だと思っていますので、そういったサポートも積極的にさせていただきます。
マーケティングサポート「Labout」について詳しくは、以下のページをご覧ください。
>>マーケティングサポート「Labout」 | 熊本マーケティング研究所
熊本マーケティング研究所の今後のビジョン
最後に、熊本マーケティング研究所が見据えるビジョンについてご紹介していきます。
社員をマーケターとして育てることを仕組み化
コンサルティング会社は、基本的に代表が1人でコンサル業務をやられているところがほとんどだと思います。その理由は、ノウハウを教えると独立されてしまう等の問題があるためです。
そんななか、熊本マーケティング研究所では社員をマーケターとして育てることを仕組み化しています。その理由は、マーケターの人数をふやすことでクライアントの数を増やし、ノウハウを素早く集めるためです。
代表岡村が1人でマーケティングしていた場合、担当できるクライアントは10~20社が限界ですが、社員をマーケターとして育てれば、ノウハウを加速度的に増やすことができます。
将来的には「Knowledge Partner(ナレッジパートナー)」へ
社員をマーケターとして育てる仕組みをつくり、素早くノウハウを集める理由は、マーケティングのクオリティを高めていくためです。
熊本マーケティング研究所は、将来的に「Knowledge Partner(ナレッジパートナー)」になることを目指しています。
「Knowledge Partner(ナレッジパートナー)」とは、簡単に言うと“知らないことを教えてあげる業”です。マーケティング以外にも、“ナレッジ(知識、情報、経験)”をクライアントに提供し、パートナーとして一緒に歩いていけるようになることが、熊本マーケティング研究所が目指すコア・ベネフィットになります。
この記事を読んで「マーケティングって大切だな」と少しでも感じていただければ幸いです。また、マーケティングについてのご相談は、熊本マーケティング研究所までお気軽にお問い合わせください。