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蹞語 ~勉強会担当 髙宗の場合~

今回は会社のことについて「社員と語ってみた」企画の第3弾

久しぶりに社員紹介のコラムです。今回は、”2022年4月に入社し、驚異のスピードで成長している同い年の新人”髙宗と会社のことについて語ってみました。前職は、みなさんお馴染みの某有名ファミレスチェーン店”J”(ここまで言ったらもう隠せていないですが)。前職の経験を踏まえ、どんな事を話してくれるのか楽しみですね。

第1弾 補助金サポート事業担当 溝口の場合

第2弾 総務・経理担当 一楽の場合

 

 

勉強会担当 髙宗 将

まずは、他己紹介から始めていきたいと思います。

髙宗は、当社では一番歴史のある活動である「月例勉強会」の担当をしてくれています。『熊本マーケティング研究所』のブランドアイデンティティであり、マーケティングのサポート、補助金のサポートと営利事業をしている当社にとっては唯一の自社なりの社会貢献活動かもしれません。【熊本にマーケティングの裾野を広げる】という発足当初のミッションが途絶えることなく継続できているのは、彼のおかげでしょう。マーケティング・補助金などは未経験で入社してもらいましたが、驚きのスピードで業務を習得しています。ちなみに、私が小学校~大学まで野球部に所属していましたが、高校時代の野球部の仲間です。

 

今までのことを聞いてみた

今回は、コラムに書くということを前提に、当社で働くまでの事を聞いてみました。以下、対談形式でお送りしたいと思います。

 

『髙宗の前職』

岡村 「”J”ではどのくらい働いたんだっけ??」

髙宗 「大学を休学していた時期もあったので、新卒よりは半年遅れで入社したけど、11年くらい働いたかな。」

岡村 「あー、そうなるのか(休学の理由については本人から聞いて下さい)。基本的には店舗に立ってた?」

髙宗 「店長やエリアマネージャーをしていたから、店舗に立ちながら社員やクルー(アルバイトやパートの方をこう呼ぶそうです)の教育、シフト作ったりとかのマネジメント業務をやっていたよ。」

岡村 「そういえば、最年少でエリアマネージャーになったらしいじゃない?」

髙宗 「KMLに入社して個人の10年ビジョンを作ったけど、”J”時代にも自分なりに目標を立ててやっていたからね。」

岡村 「どんな目標だったの?」

髙宗 「今は違うんだけど、当時は新入社員は副店長として各店舗に配属になって、そこから店長になって、、、というキャリアを歩むんだけど、まずは1年半で店長に上がることを目標にしていたよ。なおかつ、同期の中で一番早く店長になるということも目標にしていたかな」

岡村 「ほーう!それは達成できたの?」

髙宗 「配属される店舗によっては、店長が退職したりすると副店長が店長に昇格するケースもあるから、同期の中で一番早かったわけではないけど、入社後1年半で店長にはなれた。」

岡村 「髙宗髙宗、いいじゃ~~ん!!」(高校の野球部の同級生だけ分かるネタなのでサラッと続きをお読みください)

髙宗 「”J”には給与のランクみたいなのがあって『5級の壁』というのがあったんだよね。4等級までは店長として努力していれば上がるんだけど、5等級になったらエリアマネージャーになれる、というレベルで、10年働いている先輩社員でもなかなか超えることが出来ない壁らしくて。それを入社5年以内にクリアする、というのが次の目標だったかな。」

岡村 「それは達成が難しかったんじゃない?」

髙宗 「それは入社4年目、28歳の時に達成できたよ。”J”では、エリアごとに売上を競うようになっているんだけど、売上が高い店だとマネジメントと作業の両立が難しいから、若い社員が店長として配属される場合だいたいは売上が低い店になることが多くて。マニュアル、オペレーション、クレームなどの各種テストで同期ではトップだったこともあって、いきなり四国エリアで売上がTOP5に入る店に配属されたし、そこで実績を出せたこともあって『5級の壁』はクリアすることができたかな。5年以内にエリアでNo.1の店長になる(=売上No.1の店舗に配属される)、ということも目標にしていたんだけど、その後には四国エリアの店舗で売上が1位の店に配属されて。これは、これまでの店舗で店長として実績が無いと配属されないから、会社から評価してもらえているな、というのは感じたね。」

岡村 「髙宗髙宗、いいじゃ~、、、」

 

『髙宗の善職』

岡村 「いい仕事をしていたんだね。その後の目標は?」

髙宗 「”J”では、通称『オープン隊』といって、新店舗のオープンに携わった人が、エリアマネージャーに昇格するのが通例となっていて、30歳までにエリアマネージャーになることを次の目標として設定していたかな。そしたら、No.1店舗の店長になった2ヶ月後に新業態の立ち上げということで本社勤務になったんだよね。実は、入社後10年以内に本社勤務になって、人事に関わる仕事がしたいと思っていたから、予定よりだいぶ早く本社で働けることになって。」

岡村 「いや~、それはすごいね! 元々は、エリアマネージャーを経てから本社勤務になるっていう感じよね?」

髙宗 「本社勤務と言っても、新業態の立ち上げの為に集められたメンバーだから、『オープン隊』のような働き方をしていたよ。新業態の立ち上げ準備はもちろん、10店舗オープンさせる計画だったから最初にオープンさせる店舗でオペレーションやマネジメントの集合訓練などをやっていたかな。」

岡村 「すごい順調なキャリアじゃない!!高校時代を知っている者からすると、そんな仕事できるタイプだったんだ!って感じ。」

髙宗 「30歳以上じゃないとエリアマネージャーにはなれない、という規定があったから、最速の30歳でエリアマネージャーになるという目標だったんだけど、なれたのは31歳の時だったかな。目標からは1年遅れだったけど、”J”では史上最年少でエリアマネージャーに上がれたのは自信になったね。」

岡村 「どえらいの入ってきたね、うちに。」

髙宗 「元々、年齢制限でエリアマネージャーになれない若手人材を10数人集めて、その中で競争があって、新業態10店舗のエリアマネージャーを選抜する感じだったみたいで、1人で5店舗を見るのがエリアマネージャーの仕事だから、集められた中から2人しかなれなくて。年齢もキャリアも上の店長が集まっているから、その中でもエリアマネージャーを任せて貰えたことはうれしかった。」

 

 

『髙宗の全職』

岡村 「そんな、全力でやっていた仕事を辞めたわけよね。キャリアも良いルートに乗っている感じもするし。なんで?」

髙宗 「エリアマネージャーになって1年半くらい経って、家族との時間が取れないことが多くなって。仕事は楽しかったけど、子供の成長を見守りたいという思いが強くなって、転職することにした。」

岡村 「まあ、色々あったしね、、、」(このあたりは話が込み入ってきますので、気になる方は本人から聞いてください)

髙宗 「転職した会社では思うようにいかなくて、どうしようかと思っているときに岡村と飲みに行く機会があって、KMLに入ることになった感じかな。」

岡村 「そう言うとコネ入社、縁故採用みたいになってしまうけど、最初はうちのクライアント企業で働くことで、髙宗の良さが活かせる環境があればと思って、紹介するつもりで会ったからね。きっかけが高校の野球部の同級生だったというだけで、うちの入社試験もちゃんと受けて入ってもらってるし、良い採用が出来たなと思っているよ。」

髙宗 「KMLで働きたいと思った一番の理由は、経営理念に共感できたから。まさか、高校時代の恩師からもらった言葉を今でも大事にしていて、理念にしてる会社があるなんてビックリしたよ。『蹞』というのは自分が生きる上でも大事にしている言葉だったから、共感というか『俺もそうなんよ!』という感じ。」

岡村 「でも正直、条件面は他社さんの方が良いということもあったと思うんだけど、理念だけで入社を決めてくれたの?」

髙宗 「何社か紹介してもらう中で、クライアント企業の社長さんと、岡村と3人で飲む機会があって、仕事に対する考え方を聞いたり、”J”に入社した時のように自分の10年後を考えたら、KMLで働きたいなと思ったというのもあるね。」

岡村 「ありがたい。期待を裏切らないような会社にしていかないといけないなと責任を感じているよ。」

髙宗 「KMLの創業メンバー4人以外の中途社員はまだ2人なので、自分の成長が会社の成長につながる、と思ってやっているよ。経営に近い立ち位置で他の会社のサポートをすることにはやりがいを感じることが出来ると思う。別に恩返しというわけではないけど、育ててもらった業界でもある飲食業を特にサポートしていきたい。」

岡村 「対クライアント業務としては、得意分野があるって良いよね。じゃあ、会社の中ではどんな役割を担っていきたいとかはある?」

髙宗 「”J”時代の店長経験から、会社を大きくするためには、人の成長が不可欠だと実感していて、それに取り組む中で自分の成長も感じることが出来た。人を育てることの重要性は実感しているから、KMLでも人材育成事業部の責任者や経営に関わる取締役として、貢献していきたいと考えているよ。」

岡村 「少しだけ具体的にエピソードを教えて欲しいんだけど、何かある?」

髙宗 「例えば、高校生や大学生のクルーに対しては、ただのアルバイトではなく世の中で通用する人間になって欲しいと思ってた。就職した後に『あの時の経験があって助かってます』とわざわざお礼を言いに来てくれた時は本当に嬉しかった。あとは、正社員の新入社員で配属された副店長が、仕事が思うようにいかなくて泣いてることがあって、『どうしたら上手くいくか』を一緒に考えて、上手くいって、笑顔で出社できるようになったりね。」

岡村 「そりゃ~、千葉まで、、、、」

髙宗 「コラッ!!!それは書いたらダメなやつ!!!真面目な話に戻すと、飲食業は離職率が高い業界でもあるんだけど、エリアマネージャー時代に自分が育てた店長の下で働く社員やクルーの離職率が低いことも、自分の中では誇りだったかもね。部下の成長を見るのが楽しくなった。」

 

次回は、誰が登場するのでしょうか

というわけで、髙宗と語ってみました。まだキャリアが短いだけで、時間の経過とともに成長し、当社の主力としてバリバリ活躍してくれることは想像が難しくないでしょう。同じ年ということもあり、頼れる相棒のような存在になってくれることを期待しています。1度目の転職の件、2度目の転職の件、千葉の件など、同級生が故に知りすぎている部分があって割愛しましたが、この”書けないエピソード”にこそ、髙宗の人間性が表れていて魅力的な話なので、ぜひ仕事の依頼がてら聞いてみて欲しいです。(本人が話せるなら、ですが)

さて、次回は来月に、今年の9月に入社したばかりの、こちらも期待のルーキーをご紹介したいと思います。