今回は会社のことについて「社員と語ってみた」企画の第6弾
先月に引き続き、社員と語ってみた企画「蹞語」です。今回は、”2023年8月に入社した期待のエース”宮崎”と会社のことについて語ってみました。私と同じ熊本県立大学の出身で、マーケティングゼミを専攻しているという、いわゆる直系後輩です(ゼミの先生は違いますが)。 今まで主にリファーラル採用を行ってきた当社ですが、初めて知人や友人等を介さない採用をしたのが宮崎です。 今までは「仕事の能力はさておき、人間的には知っている人」でしたので、初めて「能力も人間性も知らない状態から採用をした」のが宮崎ということになります。回りくどい言い方になりましたね。 そのくらい優秀だと思ったので採用しました!! そして、入社後には期待を大きく上回る能力を発揮してくれています。
第1弾 補助金サポート事業担当 溝口の場合
第2弾 総務・経理担当 一楽の場合
第3弾 勉強会担当 髙宗の場合
第5弾 新分野・ケーススタディ担当 秋吉の場合
DX部門担当 宮崎 滉
まずは、他己紹介から始めていきたいと思います。
宮崎は、当社の中では新サービスという位置付けの「DX部門」を担当してもらっています。 また、IT導入補助金を担当する「IT部門」と、毎月開催している勉強会でサブ担当として引き継ぎを行っているところです。つまり、来期からは1人で3部門を担当してもらうことになるわけですね。 これだけでも期待の高さがうかがえると思います。 しかしまぁ、私が驚いたのは、入社2日後に言い渡した「ちょっとトークスクリプト作っといてよ」に対するパフォーマンスです。 当時の当社には電話対応マニュアル的なものが無く、電話が鳴って代表や採用担当がいますか?と言われれば、とりあえず繋ぐ!みたいな状態でした。補助金の繁忙期に入社したこともあり「とりあえずやること与えとくか」的な感じで軽い気持ちで振った仕事でしたが「よくもまあ、入社してすぐで業務内容も把握できていないであろう状態で、そのクオリティで作ったな、おい」というものが上がってきました。作り方も教えず(おそらく調べながら作ったんだと思います)大修正を覚悟しながらもお願いした仕事だったので、数回の軽い手直しで完成した時に「この子は、優秀だぁぁぁ」と思いました。 そして入社半年が経ったくらいの全体会議で言い放った一言が「トークスクリプト、使いにくいので修正してみます」でした。 もうPDCAも回すんかいな!!!!
今までのことを聞いてみた
ということで、左団扇を持つ女性社員からは「岡村さん、お気に入りやろ?」と言われるくらい優秀な宮崎に、当社で働くまでの事を聞いてみました。以下、対談形式でお送りしたいと思います。
『宮崎の有就』
岡村 「なぜ、就職する際に前職を選んだの?」
宮崎 「美容室って、かっこよくなったり、かわいくなったり、なんか人の心が明るくなると思うんですよね。それで、なんか美容業っていいな~と思っていたので、高校生の時は美容師になりたいと思っていました。当時、通っていた美容師さんが色々な本をおすすめしてくれていたので読んでいたのですが、その中で前職の社長が書いた本があって、会社自体の認知はしていました。大学で就職活動をするタイミングで、その会社が募集をしていたので求人に応募してみた、というのが理由ですね」
岡村 「大学ではマーケティングを専攻していたと思うけど、そっちの道は考えなかったの?」
宮崎 「自分が好きな美容業界でマーケティングの仕事がしたいと思って前職を選びました。値引きをしないという会社の方針があって、+αの価値を提供することでサロンさんから選んでもらっている、というのを会社説明会で聞いて、自分が働きたい業界で、したい仕事が出来ると思いました」
岡村 「実際に入社してみてどうだった?」
宮崎 「例えばPOPの作り方をサロンのスタッフさん向けに講習したり、求人につなげる為のスタッフインタビューの動画をSNSで展開するなどのアドバイスをしたり、自分に出来る限りのサポートをしたつもりです。あとはセールストークについてのマトリクス表を使って店販が伸ばせるようなサポートもしました」
岡村 「若手営業マンがそこまでするとは思わないよねぇ」
宮崎 「でも実際にKMLに入社したら、自分のマーケターとしての立ち位置というか、実力が分かってきました。今はとにかく学ばないといけない、という気持ちが強いです」
『宮崎の憂愁』
岡村 「で、そんな風に働きたい業界で、やりたい仕事が出来ていたのに、なぜ転職を考えたの?」
宮崎 「前職では、理念体系の中に『美容師さんファースト』的なことが入っていたのですが、やはりビジネスなので『この商品をいくつ売るぞ!』みたいなことがありました。あくまで私がいた支店では、の話ですが。 自分が好きな業界に対して嘘をつきながら仕事をしている気持ちになってきて、だんだん『なんのために仕事をしているんだろう』と考えるようになってしまって、、、」
岡村 「なかなか若いうちからそこに考えが至るのも珍しい気はするけど。それで、転職活動を開始した、と」
宮崎 「丸2年くらい働いたタイミングで転職活動を開始しましたね。マーケティングの仕事が出来る、チャレンジできる環境、地方都市への貢献、の3つの軸で会社探しをしていました。地方創生を軸に事業を展開している会社から内定をいただいて、上司になる予定の方と面談までしていましたね」
岡村 「あれ、うちの前にもう1社あったっけ??」
宮崎 「いえ、新卒で入った会社だけです。転職予定先の上司の方との面談で『ベンチャー企業なので事業も作らないといけないし、会社の仕組みもまだまだだからそこも一緒に作っていくというスタンスで働いてほしい』と言われました。その時に、ふと思ったんです。『あれ、今の会社ってすごく恵まれている環境なのでは?』と。そして、前職ではルート営業を中心とした業務内容だったので、こんなサバイバルみたいな環境でいきなりやっていけるのか?という不安もあったのかもしれません。 今の職場で、しっかりマーケティングの仕事をしてみようと再考し、転職自体をやめました」
岡村 「いや~、なるほど。でも上司の方が面談で言ったことって、俺も内定出した後の面談でほぼそのまんま言った気がする 笑」
『宮崎の有終』
宮崎 「引き続き前職で働いていたのですが、私の上司にあたる拠点の責任者が退職することになりました。 案件の引き継ぎによってルート営業としての業務が増え、顧客であるサロンさんにマーケティングの価値提供をする機会がグッと減りました。また、会社でもマーケティングの仕事がしたいことは伝えていたのですが”マーケティングの重要性”に対してあまり重きを置いていない感じもして、やはりここでは自分のしたい仕事が出来ないのでは、と思い、転職活動を再開することにしました」
岡村 「1回も転職してないけど、2回目の転職活動ね? 笑」
宮崎 「2回目は、マーケティングの仕事ができるか、という点にウエイトを置いて活動しました。当時は福岡に住んでいたので、コンテンツマーケティングをしている会社や、ECサイトの制作会社など、転職エージェントも活用しながら5社くらいは会社説明会や採用選考を受けました。中には、面談後24時間以内に課題提出をすること自体が選考プロセスになっている会社もあったので、びっくりしましたね」
岡村 「うちの適性検査もそこそこかなー思っていたけど、それはすごい、、、」
宮崎 「いや、難しいなとは思いましたよ? ちなみにKMLはマーケティングの仕事が出来る、チャレンジできる環境、地方都市への貢献、の3つの軸を全て満たしていたので、見つけた時に速攻で応募しました。 実際に採用担当の溝口さんから会社説明会をしていただいた時に、MVVを聞いて『ここなら自分のしたい仕事ができそう』と思いました」
岡村 「それは良かった。実際に働いてみて、どう?? できてる??」
宮崎 「先ほども言いましたが、地方都市へ貢献するためにまずは学ぶことがたくさんあるな、と感じています。 将来的には熊本みたいな地方都市の『魅力づくり』と『魅力発信』の両輪で地域の魅力を高めていけたらいいなと思います」
岡村 「いや~、ほんと優秀!」
宮崎 「あ、そういえば私も岡村さん、溝口さんと同じく中小企業家同友会に行かせていただいていますが、先日の例会で『KMLさんは、なぜそんなにインプットが上手なのか?仕組み化されているのか?』という質問をされました。 秋吉さんもこの企画で似たようなことを言われていましたが『アウトプットの機会が多いのでインプットをせざるを得ない状況ですね、アウトプットハラスメントです』と答えておきました 笑」
岡村 「こうやって話させるのもアウハラってか!! もう終わろう!!笑」
次回は、社員を新しく雇用した時です
というわけで、宮崎と語ってみました。まだ入社して半年ちょっとですが、今までリソース不足で取り組めていなかった第2領域の仕事を進めてくれており、非常に助かっています。社内では誰もやったことが無いことに対するチャレンジなので考えることも多いと思うのですが、持ち前の思考力で確実に前に進めてくれています。その中でも私の担当している案件や取締役の溝口が担当している部門も引き継いでいくので、ホントに優秀ですね。将来的には食に関する仕事や美容業界へのマーケティング提供、地域の魅力づくりや魅力発信など、本人がやりたいと思っていることも含めて、活躍が期待できる人財です。
次回紹介するのは、新たに社員を雇用したタイミングになると思います。それまでしばらくごきげんよう。