コラム

Column

【解答編】マーケティングテスト ブランディング編 

Q.01 ブランドの語源は下記のどれをモチーフにしているでしょう?

正解 A.家畜の焼印
B.ブロンズ(青銅)
C.経済学者の名称

【解説】
現在使われている「ブランド(brand)」という言葉は、古ノルド語で”焼印をつける”という意味の「brandr(ブランドル)」が語源だといわれています。

 

Q.02 ブランディングの説明として間違っているものを答えてください。

A.
ブランディングは、ブランドに対する共感や信頼などを通じて顧客にとっての価値を高めていく、企業と組織のマーケティング戦略である。

B.
商品の場合、ブランディングは、常に顧客の期待や信頼に応えるよう行動し、消費者をはじめとしたステークホルダーの共感や支持を獲得・拡大していくこと、またそれに関連する一連の活動のことである。

正解C.
ブランディングは、意思決定プロセスの予備段階で使用することができ、多くの種類の組織(営利企業、地方自治体、国、NGOなど)の戦略的地位を評価するためのツールとして使用できる

【解説】
CはSWOT分析の説明です。

 

Q.03 ブランド・アイデンティティの概念の提唱者として知られる、ブランド論の第一人者は誰?

A.フィリップ・コトラー
正解 B.デイビット・アーカー
C.ピーター・ドラッカー

 

 

Q.04 インターブランドが発表した2020年世界のブランド価値評価ランキングの3位を答えよ。

正解A.Microsoft
B.Adobe
C.Netflix

 

Q.05 インターブランドが発表した2020年日本のブランド価値評価ランキングの3位を答えよ。

正解A.日産
B.ユニクロ
C.任天堂

 

Q.06 ブランドエクエイティの説明として適切なものを答えよ。

A.
企業や組織に所属している「個人」が、組織の中の「個」として、組織のイメージ向上を目的としてプロモーションすること。

B.
ブランドに対する共感や信頼などを通じて顧客にとっての価値を高めていく、企業と組織の戦略。

正解C.
マーケティングにおいて、あるブランドが持っている資産価値のこと。

 

Q.07 サンタクロースのイメージカラーである「赤」と「白」のイメージをつくったとされる会社の名前は?

A.
存在しない。

正解B.
コカ・コーラ

C.
フォード社

【解説】
その昔、サンタクロースに対するイメージは、国や地域によって大きく異なっていたと言われていました。その中で、1931年(昭和6年)にコカ・コーラ社がクリスマスキャンペーン用に、その当時コカ・コーラ社の広告アートを担当していたハッドン・サンドブロムに依頼して制作した広告によって、赤い服を着た、白髭で陽気な微笑を浮かべたサンタクロースが描かれました。以降、コカ・コーラの世界進出に伴って、このサンタクロースのイメージもあわせて世界的に定着していったと言われています。

 

Q.08 エナジードリンクのレッドブルが後進であるにも関わらず成功したブランディング戦略のうち適切なものを答えよ。

正解A.
無名なスポーツや大会を世の中に広める活動をした。

B.
スペインで世界的な闘牛のイベントを毎年開催した。

C.
オリンピックの公式スポンサーになった。

【解説】
通常なら世界的に有名なスポーツイベントに協賛し、協賛広告枠を買い占めることで「ブランドが主役」になることを考えるが、レッドブルは「選手たちと共に、無名なスポーツや大会を世に広める」という「選手=主役」の姿勢を貫ぬくことで、若い世代から支持をされ、今まで中高年がメインターゲットだった「栄養ドリンク」というジャンルを若い世代に「エナジードリンク」という新しい分野として売ることに成功した。

 

Q.09 東京ディズニーランドの掃除スタッフに「何を拾っているのですか?」と訪ねた時に答えたとされる逸話はどれ?

A.
「夢のかけらを集めています。」

正解B.
「星のかけらを集めています。」

C.
「想い出のかけらを集めています。」

【解説】
東京ディズニーランドで働くアルバイトスタッフは、そもそも「ディズニーブランド」のファンであることが多く。そして、ファンであるがゆえに「そのディズニーらしさ」を誰よりも深く理解しています。その結果、たとえマニュアルがない局面でも、自発的に「そのディズニーらしいふるまい」をし、顧客を喜ばすことができ、それがディズニーランドの強力なブランディングのひとつと言えます。

 

Q.10 アメリカ発のファストファッション大手「GAP」が失敗したブランド戦略は下記のどれ?

正解A.
ロゴを変更した。

B.
高価格帯ブランドを展開した。

C.
出店ペースを2倍にした。

【解説】
GAPは2010年に一度だけロゴマークを変更したことがあり、企業ブランディングの失敗例として今でも語り継がれています。

丸みを帯びた黒文字の新ロゴマークは、それまで長年親しんできたロゴとはあまりにも異なり、長年GAPのファンだったユーザーにはまったく受け入れられませんでした。

Facebook掲示板等の公式SNSには反対意見が殺到し、これを受けたGAP上層部は6日間という短期間で新しいロゴを撤回。

「OK、皆さんが新しいGAPロゴを好まないことがはっきり聞こえました」というクールなコメントとともに、今まで通りのロゴが早々に復活したことで、この騒動は終息しました。

 

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