コラム

Column

中小企業が採用で抑えておきたいポイント

はじめに

InMark部門を担当しているマーケターの高宗です。今回は、日本政策金融公庫やリクルートワークス研究所が公開しているデータを基に、中小企業が採用活動で押さえておきたいポイントをお伝えします。採用活動は、会社の未来をつくる非常に重要な仕事です。しかし、中小企業は大企業と比べて知名度が低い分、採用が難しいと感じることも多いと思います。でも、少しの工夫で大企業に負けない魅力的な採用活動が可能です!この記事では、中小企業が採用で成功するためのヒントをご紹介します。ぜひ、最後までお読みいただき、貴社の採用活動に役立ててください。

 

1. 自分たちのいいところを見つけてアピール!

中小企業の強みとして、社員同士の距離が近く、アットホームな雰囲気があることや、多岐にわたる業務に挑戦できる環境が挙げられます。これらの特徴は、若い求職者にとって魅力的に映るポイントとなりやすいため、積極的に外部へ発信することが重要です。具体的には、企業の文化や働く環境を明確に伝えることで、求職者に自社の強みをしっかりと認識してもらうことが求められます。

ポイント

日本政策金融公庫の「2024年版 中小企業白書」によれば、中小企業のチームワークの良さや柔軟な働き方は、若い人たちにとってとても魅力的な要素とされています。さらに、中小企業には、多様な業務に挑戦する機会が豊富であり、それが成長志向の強い求職者にとって魅力となっています。このような点を的確に整理し、外部に伝えることが求められます。また、大企業にはない「挑戦しやすい環境」が中小企業の強みとして挙げられます。

どうやってアピールするの?
会社の目標や思いを伝える

例えば、「私たちは地域社会に貢献することを目指しています」や「社員一人ひとりが主役です」といったメッセージを、具体的なエピソードとともにSNSや採用サイトで発信しましょう。こうすることで、会社の価値観に共感する人材を引き寄せることができます。
社員の声を紹介する

実際に働いている社員の成功体験や、職場の温かい雰囲気を写真や動画で公開すると、求職者が「ここで働きたい!」と思いやすくなります。さらに、社員のリアルな日常やエピソードを交えることで、会社の親しみやすさを伝えられます。

 

2. 求職者が何を求めているかを考えよう

今の若い人たちが「働きたい!」と思う理由は、「お給料がいいから」だけじゃありません。「この会社で成長できる」「楽しく働けそう」と感じられるかが大事です!

ポイント

リクルートワークス研究所の「就職白書2024」では、Z世代(高校生や大学生ぐらいの年代)は、「働くやりがい」や「スキルアップできること」を重視していることがわかりました。また、他の調査などでも、柔軟な働き方や自分の個性を大事にしてくれる会社が人気です。これらは、働き方が多様化する現代ならではの価値観と言えます。

具体的にどうする?
求人票にストーリーを加える

 例えば、「あなたが活躍する未来がここにある!」といった働くイメージを描かせる表現を取り入れると、求職者が自分を重ねやすくなります。また、社内での成功事例や成長ストーリーを紹介するのも効果的です。
SNSでの発信

 InstagramやXを活用して、会社の日常やイベント風景を発信すると、雰囲気が伝わりやすいです。特に短い動画は求職者の目に留まりやすいです。

 

3. 社員紹介で人材を呼び込もう

「うちの会社で一緒に働いてくれる人、知らない?」と社員に聞いてみるのもいい方法です。この採用方法を「リファラル採用」といいます。

ポイント

リファラル採用ツールを活用した企業では、紹介された人が長く働いてくれることが多いというデータがあります。さらに、社員が知り合いを紹介することで、職場に良い雰囲気が生まれるというメリットもあります。

どうやって進めるの?
紹介キャンペーンを実施する
社員が人を紹介してくれたら、ちょっとしたお礼やボーナスをあげる仕組みをつくりましょう。例えば、紹介した人が入社後半年働いたら、紹介した社員に特別な報酬を与えるなどです。
具体的な条件を伝える
「こんなスキルを持った人がほしい!」とわかりやすく伝えることで、社員も紹介しやすくなります。

 

4. 応募者への対応は丁寧に

応募してくれた人が「この会社で働きたい!」と思うかどうかは、採用の過程でどう接するかにかかっています。採用する側も求職者から見られているという意識が必要です。

ポイント

リクルートワークス研究所の「就職白書2024」では、応募者に優しく丁寧に接する会社ほど、採用後の満足度が高いという結果が出ています。特に初めての面接での対応や、その後のフォローが大きな影響を与えることがわかっています。

どうやって意識するのか?
すぐに返事をする
応募してくれた人には早めに連絡を返すことで、会社の印象が良くなります。「連絡が遅い」と感じさせるだけで、応募者の気持ちが冷めてしまうことがあります。
面接でじっくり話を聞く

応募者の気持ちを理解しようとする姿勢が大切です。「どうしてこの仕事を選んだの?」といった質問を通じて、お互いの理解を深めると良いでしょう。

 

各項目参考資料

日本政策金融公庫: 「2024年版 中小企業白書」
リクルートワークス研究所: 「就職白書2024」

 

まとめ

今回、中小企業の採用において押さえておきたいポイントを、データを基にまとめたコラムを作成しました。一見、「当たり前のことじゃないか」と思われるかもしれませんが、自社の魅力をしっかり伝えること、応募者に丁寧に対応すること、そして信頼関係を築くことなど、本当に実践できているでしょうか?これらの基本的なポイントが、経営者だけでなく社員全体にまで浸透しているか、改めて考えるきっかけにしていただければと思います。もし、「こういったことは苦手だ」「何から手をつければいいかわからない」と感じている場合は、ぜひ弊社の「InMark採用サポート」のご利用をご検討ください。採用の仕組み化を全力でサポートし、課題解決のお手伝いをいたします!詳しい内容については、以下のリンクからご覧いただけます。興味のある方はぜひクリックしてください。

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