【2025年度ワークショップセミナー】振り返り　2025/3/8(土)開催

2025.03.14

開催概要

日時： 2025/3/8(土)　10：30～12：30
会場：熊本市現代美術館　会議研究室
内容： ”買いたくなる心のスイッチ”の見つけ方
講師：溝口　敏博(株式会社マーケティング研究所)

Marketing Unique On!について

楽しく学んで、成長につなげるマーケティングコミュニティ。一緒に学ぶ仲間との出会いや、自己・事業成長につながるコンテンツを提供しています。

2025年度のワークショップセミナーについて

2025年度の年間テーマは『デジタルマーケティング』
近年注目を集め、需要が高まり続けているデジタルマーケティング。中でも今年はプロモーションの領域にフォーカスしてお伝えします。上半期はSNSマーケティング、下半期はWEBマーケティングについて基本理論から実践的な考え方まで、年間を通して学べるカリキュラムです。

当日の内容

1.消費者インサイトについて
2.ワークショップ
当日はグループワークを中心に、消費者の「なんとなく」の心理を探り、マーケティング施策を打ち出すという消費者インサイトにフォーカスしてお伝えしました。今回のセミナーレビューではいくつか内容を抜粋して、みなさんにお伝えしたいと思います。

消費者インサイトとは

みなさん消費者インサイトってご存知ですか？消費者インサイトとは消費者が自分自身でも気づいていない本音や感情、動機のことです。人間の行動の95%は「なんとなく」から生まれると言われています。そんな「なんとなく」という人間の深層心理である消費者の”ホンネ”の心のボタンを押す手段としてマーケティングがあります。ではどのようにして消費者の心のボタンを押し、消費者を動かすとよいかワークを通して理解を深めていただきました。

消費者インサイトからマーケティング施策を打ち出すためには

消費者の心理に考えを巡らせることでマーケティングの施策を考えていきます。

1.消費者インサイト開発
消費者インサイト開発には2種類あります。ビジネスゴールの設定を行い、それを達成するために下記①②の考えに目を向けます。
①カテゴリーインサイト…商品群、市場、領域に対して消費者が持っているイメージや考え
②ヒューマンインサイト…年齢、性別、趣味、地域など、ある条件を設定した際に該当する人が持っている考え

2.共通イメージの発見
共通イメージ＝消費者インサイトの最大公約数＝「なんとなく」
消費者がなんとなくそう思うという共通のイメージを発見していきます。

3.ビジネスゴール達成の提案
見つけた共通イメージに対して「こういったものがこう変わると上手くいきそうだな」というビジネスゴール達成のための提案を考えます。

4.マーケティング施策
上記1～3を基にどんな商品・サービスにするのか、どこで売るのか、いくらで売るのか、どうやって販促していくのかを考えます。

ワークショップ

今回はたくさんワークを行いました。まずはKJ法を用い声に出しながら、とにかく考え(案)を出していただきました（質より量！！）。何回か練習をしたのち、今回設定したビジネスゴールに向かって上記で説明した1～4の手順でマーケティング施策まで考えていただきました。

まとめ

消費者の「なんとなく」の行動にある「ホンネ」、つまり消費者インサイトを探ることで、自社のビジネスゴールを達成するために適したマーケティング施策を生むことができます。Marketing Unique On!では、引き続き初心者でもわかりやすく楽しい題材でセミナーを行っていきますので、少しでも興味を持たれた方はぜひお気軽にご参加ください。