皆さん名刺ってどのように管理されてますでしょうか?
「引出しを開けると奥に名刺の束が・・・」
「名前順にしてファイリングして取ってます!」
名刺の整理方法って、その人の性格が垣間見えて面白いですよね。最近は便利な名刺管理アプリが登場し、データでスマートに管理する方も増えてきました。「あれ、あの人の電話番号なんだっけ?」という時も、サッと検索できるのは本当に便利ですよね!!、、、
しかし!
せっかく手に入れた大切な名刺情報、”それだけ”で終わらせてしまっていませんか?
実は、名刺情報には眠っている宝のような価値がまだまだあるんです。活用次第では、売上獲得の中心を担う、強力な武器に進化するってご存知でしたでしょうか?
攻めの名刺管理
名刺ホルダーやファイル、名刺管理アプリで整理された名刺は、基本的に”何かあった時に見返すという受け身の状態ではないでしょうか。しかし、MA(マーケティングオートメーション)ツールを活用することで、これらの眠った名刺情報を売上獲得のための積極的な武器に変えることができます。MAツールはマーケティングを自動化するツールと呼ばれていて、少人数でも効果的なマーケティング施策の立案や、営業活動に活用できるツールです。名刺の情報をMAツールに流し込むだけで様々なアクションに繋げることができるようになります。
■MAツールで名刺管理するメリット
1. 自社サイトのどこを誰が見ているかが分かる
MAツールに登録された名刺情報を基に、「誰(どの企業・担当者)」が、自社ウェブサイトの「どのページ」を「どれくらい」見ているのか、といった詳細な行動を把握できます。これにより、単なる連絡先リストだった名刺が、具体的な興味関心を持つ”見込み顧客リスト”へと変わります。
2. 営業力の強化
自社サイトの閲覧情報を基に、「検討度の高い新規顧客への商談アポ依頼」「興味のありそうな内容を事前に把握」することが可能になります。また、既存顧客のウェブサイト上での動きも常に監視できるため、新たなニーズや課題にいち早く気づき、追加提案の機会を逃しません。
3.組織での連携強化
獲得した名刺情報をMAツールに流し込むことで、組織全体で顧客の比較検討行動が追えるようになります。個々の営業担当者の時間や対応できる人数には限界がありますが、組織全体で顧客の動きを把握することで、属人化を防ぎ、機会損失を最小限に抑えることができます。
4.効率的なナーチャリング
MAツールに搭載されたメールマガジン配信機能を使えば、顧客の興味関心に合わせた情報発信が可能です。顧客が見ているウェブサイトのコンテンツや過去の反応履歴に基づいて、パーソナライズされた情報を届けることで、一方的な情報提供ではなく、スムーズに顧客の検討段階を引き上げ、購買意欲を高めることができます。
このように、名刺情報をMAツールに連携させることで、静的な情報が、顧客の行動履歴と結びついた動的な情報へと変化します。これは、単に営業活動を効率化するだけでなく、ウェブサイトの改善やSEO対策といったオンライン施策の最適化にも貢献します。
熊本マーケティング研究所が販売しているMAツール
MAツールってどんなツール?
MAツールがどんなものか、少しイメージしやすくするために身近なもので例えます。服屋さんを想像してみてください。店内には、ズボン、シャツ、ジャケットなど、様々な服がカテゴリーごとに陳列されています。そこでジャケットを見ていると、店員さんが近づいてきて、「お仕事でお使いですか?」「こちらのパンツと合わせてみてはいかがでしょうか?」と声をかけてきます。興味やニーズを的確に捉えた提案で、ついつい予定になかったものまで買ってしまった、なんて経験はありませんか?
一方で、店員さんがいきなり「新作のイラストTシャツはいかがですか?」と的外れな商品を勧めてきたらどうでしょうか。「今はジャケットを探しているのに…」「いきなりTシャツ?」と感じて、購買意欲は一気に冷めてしまいますよね。
実は多くの企業が、同じようなことを営業活動の中で行っている可能性があります。せっかく良いウェブサイトを作り、魅力的な情報を掲載していたとしても、商談相手のニーズを把握できておらず全く的外れな提案をしている。もしくは、他の商品にも見込があるのに提案が不十分で取りこぼしてしまっているといったことです。こうした状況を検討状態を可視化することで防いでくれるのがMAツールです。
名刺をインテリジェンスに
”情報”は大きく3つの段階に分類されると言われています。
■データ
加工されていない、そのままの状態の情報。単なる事実の羅列で、そのままでは活用が難しい。
■インフォメーション
データを整理・分析し、特定の目的において意味を持つように加工された情報。名刺を基に作った「株式会社○○の社員リスト」といった情報。
■インテリジェンス
インフォメーションをさらに分析し、意思決定や具体的な行動に繋げられる状態の情報。戦略策定の指標や判断材料となる。「△△部長が自社サイトの✕✕ページを頻繁に閲覧している。✕✕のニーズがあるかも」といった情報。
名刺をそのまま管理しているのは、まだ「データ」の段階で、名刺管理アプリに入力したとしても、「インフォメーション」の段階で止まっていることが多いのではないでしょうか。名刺情報をMAツールに流し込むことで営業やサイト運用のインテリジェンスとして機能させることができます。名刺というアナログなものですら、デジタルの力で強力な武器になります。「自社で活用できるかどうか気になる!」「とりあえずどんなものか説明をきいてみたい」という方は、お気軽に熊本マーケティング研究所までお問い合わせください。