開催概要
レビュー : 事務局長 岡村 洸斗(㈱R-CONNECT)
タイトル : ブルーオーシャンアイデアサミット
プレゼンター : 岡村 洸斗
開催日時 : 5/9(土) 10:30~12:30
講師紹介
はじめに。
本来であれば、「参加者」が書くべきのレビューなんですが、あまりに複雑な内容を2時間にまとめてしまった自分への戒めも含めて、今回はプレゼンター自らレビューをさせていただきます。
当日の内容
内容
Work.1 家具屋さんをケースに、ブルーオーシャン戦略を考える。
ブルーオーシャン戦略とは = 「新しい市場を創り出し、独占的に利益を上げていくこと」
と定義し、架空の家具屋さんの設定を基に、ワークに取り組んでもらいました。
Product(製品・サービス)、Place(チャネル)、Price(金額)、Promotion(販促)
Segment(市場セグメント)、Target(ターゲット)の6つの項目を考えるワークです。
まずは、自分の中で「ブルーオーシャンだ」と思うアイデアを出してもらうためです。
以前の勉強会でも出てきましたが、「アイデアの量」と「情報の量」は反比例します。
まだ、ブルーオーシャン戦略についての知識が少ない状態で、アイデアを考えてもらうことにしました。
Part.1 ブルーオーシャン戦略 概略
ブルーオーシャン戦略とは?
欧州経営大学院(INSEAD)教授のW・チャン・キムとレネ・モボルニュが著したビジネス書、
およびその中で述べられている経営戦略論。であり、
従来からよく知られているマイケル・ポーターの競争戦略が、
「事業が成功するためには低価格戦略か差別化(高付加価値)戦略のいずれかを選択する必要がある」
としているのに対し、ブルー・オーシャン戦略では、
低コストと顧客にとっての高付加価値は両立し得る、と主張している
Part.2(Work.2) 分析フレームワーク
戦略キャンバスに、「Work.1」で考えた戦略と、同じセグメントの顧客に対して競合他社がとっている戦略の
「顧客が感じているbenefit(ベネフィット=便益)」を書き込み、価値曲線を描いていく。※下図参照
この分析フレームワークを行うことで、「自社では差別化しているつもりでも、顧客視点から見ると類似している」などの
問題点を可視化することができます。
Part.3(Work.3) 4つのアクション
アクションマトリクス(※下図参照)とは、ブルーオーシャンを切り拓くための4つのアクションをまとめたものです。
これにより、Part.2およびWork.2で描いた価値曲線に対して、新しい価値曲線を描く為の戦略策定のヒントを得ます。
Part.4 押さえておくべき6つのリスク
ブルーオーシャン戦略は、
①戦略キャンバスに価値曲線を描き、現状の分析フレームワークを行う
②4つのアクションにより、新しい価値曲線を描く
③押さえておくべき6つのリスクをチェックすることで、模倣されないビジネスモデルにブラッシュアップしていく
の3つのステップからなっています。(厳密にいうと、③を理解した上で②を実行するのですが)
その6つのリスクとは、
①探索リスク
市場の境界を引き直す6つのパス
②プランニングリスク
戦略策定のビジュアル化に必要な、4つのステップ
③規模のリスク
どこまでの潜在顧客を追いかけるか
④ビジネスモデルのリスク
模倣されないビジネスモデルかどうか
⑤組織面のリスク
超えるべき4つのハードル
⑥マネジメントリスク
3つのE