開催概要
レビュー執筆 : 勉強会員 伊藤 祥太(㈱ダイケン)
タ イ ト ル : てこの原理で顧客との距離を近づけよう!~自社と顧客の接点を見直す~
プレゼンター : 熊本マーケティング研究所事務局長 岡村 洸斗(㈱R-CONNECT)
当日の内容
今回が2回目の参加となりました、伊藤です。
テーマは「コンタクトポイント」について。
聞いたことのある言葉だし、なんとなく理解していたつもりだったのですが、
いざ話を聞いてみると自分の中に落とし込めていなかった部分が多々ありました。
♦驚いたこと
まず驚いたのは、「コンタクトポイント」と似たような概念がいくつかあるということ。
「タッチポイント」「体験ポイント」「リレーションポイント」と、大手広告代理店がそれぞれに言葉を作り出し、
しかもその内容が微妙に異なっているのです。
一番分かりやすい違いがあると感じたのは、
電通の提唱する「コンタクトポイント」と博報堂の提唱する「タッチポイント」。
いずれも「顧客接点」と言い換えられますが、
・「コンタクトポイント」→企業がコントロールできる範囲の、顧客と接点となる媒体。(広告やWebサイトなど)
・「タッチポイント」→上記に、SNSなどの企業側がコントロールできない媒体も含む。
という違いがあるということが分かりました。
個人的には、「オムニチャネル」や「トリプルメディア」といった概念とも
関係がありそうだと考えながらお話を聞いていました。
♦今回のワーク
さて、そうした違いを踏まえた上で今回のワーク。
内容は、自社の「コンタクトポイント」の列挙と、
その問題点の解決策を考えるというものでした。
私は駆け出しのWebディレクターですので、
その観点から「Web制作の受注」といったところで、顧客とのコンタクトポイントを探りました。
しかし、これでは問題が大きすぎたのか、
「Webサイト」や「営業活動」といったものしかコンタクトポイントを見出すことができず、
もう少し対象を絞り込むべきだったなと感じました。
ワークシートを元に、他の方と各タッチポイントについての意見交換を行なったのですが、
B to Cの事業をしている方は、自社製品・サービスを買ってもらう方の中でもさらにターゲットを絞り込んでおられて、
とても分かりやすかったです。
まとめ
振り返れば、「紙媒体とWeb媒体の両方をサポートしてくれるパートナーを探している人」など、
基本的にB to Bの自分の仕事でも、もっと対象の絞り込みの方法はあったかなと思いました。