コラム

Column

11月勉強会レビュー:講演会担当所員 柏田

開催概要

レビュー執筆 : 講演会担当所員 柏田 裕介(㈱アドシン

タ  イ  ト  ル    : 君の値は。

プレゼンター : 初級マーケター 荒木 憲二(熊本県立阿蘇中央高校

 

 

講師紹介

今回のプレゼンターは阿蘇中央高校教諭 荒木先生

現役の先生による講義楽しみにしておりました。

 

導入部分でグループワークを通してマーケティングを授業に取り入れる様子などご紹介いただき、感心致しました。

 

 

当日の内容

大ヒット中の映画「君の名は。」は、なぜあんなに人気があるのか?の分析からはじまり、

そういえば映画ってどこで見ても1800円だよね。というプライスの問題提起ができたところで

本編である PRICE 君の値は。 が上演開始となりました。

 

では、なぜ1800円なのか

マーケティングの基礎となる4pと4cについて、

それらを組み合わせたマーケティングミックスについてわかりやすく説明していただき、

映画興行の仕組みについては、

映画製作会社→映画配給会社→映画館→消費者という流れがあり、

最近は映画配給会社が映画館を運営するケースが多い。

(TOHOシネマズ、ユナイテッドシネマなどそうですね。)

 

プライス戦略において、販売価格の決め方は競争価格、管理価格、統制価格で分類され、

映画の場合は管理価格に分類され、各社の割引によって価格競争が起こり、

割引の条件が集客のきっかけとなることが分かりました。

ワークでは、

「映画館の平日の集客を伸ばすための新しい割引メニューの提案」

「阿蘇神社の参道にある『○なびし』さんが、赤牛丼で独走状態にある『○まきん食堂』さんに追いつくためには

価格とプロモーションをどのように見直せばいいか」

というワークを行い、

割引メニューの提案では研究所代表 宮本氏のぶっ飛んだ割引なども飛び出し、充実した内容となりました。

 

 

まとめ

生徒さん相手に日々授業を行なっている荒木先生の講義は

わかりやすい説明と講義としての安定感が素晴らしく、

ベテランプロレスラーの試合運びや、

広島カープ優勝の原動力となったセットアッパー ジャクソン並みの安定感がありました。

 

映画 君の名は。は見ましたか?という質問では、

皆さんリア充のようで、参加者のうち見ていないのは自分だけでした(涙)

 

街ゆく女性に「君の名は?」と声をかける勇気があればなあと思うナイター(勉強会)でした。

 

次回12月はマーケティング研究所代表 宮本氏の講演と忘年会もありますので

皆さま奮ってご参加ください。