起承転結って大事ですよね
前回のコラムでは、コラムの書き出しって難しいですよね、って話をしました。起承転結の「起」にあたる部分です。今回はこの起承転結にかけて「蹞紹」(きしょう)と題して、弊社の業務を手伝ってくれる、パートナー会社の紹介をしていきたいと思います。
これも、点と点を結ぶように定期的にやっていけたらいいなと思っていますので、よろしくお願いします。(これで一応、蹞紹点結になった、ふう。)
Webの制作・運用『ZOO TRIPPER』さん
すでに弊社Webサイトの中でも『ブランディングラボ』を担当し、3本のコラムを書いてくれている、「ズートリ野田」さんが、この”ZOO TRIPPER”さんのことです。
既知の方は『今さら何?他人行儀に説明なんかしちゃって』と思われるかもしれませんが、初めての方に向けて説明しますと、ZOO TRIPPERの代表 野田さん、こと『野田くん』は、私の前々職時代の同僚です。年齢は私の1つ上ですが、私より1年入社が遅かったこと、新卒として入社したことなどを勘案し、「なんだ、大学でいう2浪みたいなもんか」という勝手な判断で「ため口でいいよね?」という口約束で、ため口になりました。
世渡り上手なんだろうなぁ
入社後は、今では弊社が主催している勉強会に参加するなど、クリエイターの立場でありながらマーケティングを勉強する仲間でもありました。4年ほど一緒に働きましたが、私が入社5年目に転職したこともあり、一度は別々に働いている時期もありました。しかし、私が転職してから約1年後、野田くんから「独立しようと思う」という話があったのです。年齢は1つ上ですが、独特の「でっち感」を出すのが上手な彼を、応援せずにはいられませんでした。辞める時期を聞きつつ、スタートした瞬間から溺れるほど仕事を準備して待っていよう、と思い、Webサイト制作の案件をいくつか仕込んでいました。
一緒に被災する
熊本地震の余震が起きたとき、世界の山ちゃんで手羽先を食べながら、制作案件の打ち合わせをしていました。(当時はまだ会社員だったっけ??もう時効だから言ってもいいよね?)ドンッという音と共に宙に舞う手羽先を見て、殺されて、さばかれて、揚げられたあとでもちゃんと羽ばたくんだな、と思ったのを覚えています。(嘘です)
野田くんの独立後、私のWebサイト制作案件は、ほとんどお願いしています。発注の理由の9割は『マーケティングを学んでいるから』です。(1割は『ため口でいいから』です。)
マーケティングの上に成り立つクリエイティブ
考え方は人それぞれでいいと思いますが、私は少なくとも『クリエイティブはマーケティングの上に成り立っている』と思っています。極端な例を挙げると、高齢者がターゲットの商品やサービスの広告を、目一杯WebサイトやSNSを活用しようとしても、なかなか効果は出にくいです。どんなにかっこいいサイトに仕上がっても、字が小さくて見にくければ、それは顧客にとっての不都合を押し付けているだけでしかありません。
野田くんは、入社後からすぐマーケティングを学び『この人たち、何を話してるのかさっぱり分からんぞ』という状態から、『マーケティングの共通言語で話せるWebのクリエイター』になりました。もう、いちいちマーケティング用語に関する定義をすり合わせる必要も無いので、非常に打ち合わせがスムーズに進みます。マーケティングの勉強しかり、『努力して自分をアップデートしようとする姿勢』がある人って、”こっちが知らないことを勉強してくれて、次の仕事の時に教えてくれそう感”があるので、会社としては付き合いを続けたいな、ってなります。
ずっと立派でいてほしい
社名の由来通り「ずっと立派」でいて欲しいなと思います。よく、外注している会社を下請けとか業者じゃなくてパートナーだと思え、的な話を耳にしますが、これは切に思います。もう10年来の付き合いになりますが、ZOO TRIPPERが無くなられては困ります。(無駄な心配とは思いますが)
こちらが忙しいときは、本来こちらでやるべき作業まで、片足突っ込んでやってくれますし、予算が無いところにはその予算内での提案をしてくれますし、しっかりと予算をかければ高いクオリティのサイトを作ってくれます。
クライアントワークだけでなく、うちのサイトでのコラム執筆や、運用を一緒に行ってくれている、文字通りパートナーじゃないでしょうか。『ゆくゆくは、社内でWebのデザイナーを雇用して育てていこうと思う』という話をした時も、『一緒に育てていこう』と言ってくれました。自分に依頼される制作案件が減る可能性があるのですが、(野田くんにとっての)クライアントである弊社の成長を一緒に考えてくれているな、と感じたエピソードでした。
次回は、ハードル上がるなぁ
ここまで、ほぼノンストップでテンションに任せて書いたこともあり、読み返すと”これでもか”と褒めちぎってますね。次回、どこかを書かせてもらう時も、同じくらい書かないといけないのか、と思うと勝手に自分の中でハードルが上がってきました。次回の「蹞紹」更新は、かなり先になりそうです。
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