開催概要
日時 : 2021/7/10(土) 10:30~12:30
会場 : 熊本市現代美術館 会議研修室
内容 : プライス戦略
「M 愛すべきバーガーがあって ~価格の、どろ沼~」
〜ハンバーガー50年の歴史から紐解く価格戦略の妙〜
ワークショップ①(価格の移り変わり)
ワークショップ②(価格設定)
講師 : 柏田 裕介 (熊本マーケティング研究所 人材育成サポート事業担当)
マーケティング基礎講座とは?
3C分析、SWOT分析、STP分析などの環境分析からマーケティングミックス(4P)まで基礎を学ぶための講座です。参加者同⼠でのワークショップにより、即実践ができる体験型の勉強会となっています。初⼼者向けですが、⾃分以外の意⾒を聞くことで新たな発⾒がありますので、基礎から⾒直したいという⽅、改めて学び直したいという⽅にもおすすめです。
当日の内容
7月の勉強会では、マーケティングプロセスの中のマーケティング戦略にあたるマーケティングの4Pのうちプライス(Price)製品戦略について、今年日本でのオープン50周年を迎えるマクドナルドの価格戦略の事例を中心に最近話題の値付け手法である「ダイナミックプライシング」「サブスクリプション」も含めて解説、ワークショップを行いました。
プライス戦略とは
■製品(サービス)の価格をいくらにするか?
■顧客にとっての商品価値は?
■商品を取り扱うにあたってかかるコストは?
■市場の状態…競合の設定価格は?
価格戦略は企業の売上・利益を左右します。
「差別化」や「便利さ」、「手軽さ」など自社が決定した目的と整合性のある価格う設定を行う必要があります。
「顧客が購入する製品の対価として支払う金額」を決めることが価格戦略の基本です。
ターゲットとなる顧客の相対的な価値を慎重に分析して、必ず価値が価格を上回るような価格設定を行いましょう。
◎ワークショップの内容
ワークショップ①
自分が生まれてから現在まで、
①価格が変わっていないなあと思う商品・サービス
②価格がすごく変化したなと思う商品・サービスも教えてください。
個人で考えて、順番にそれぞれ1個ずつ発表しました。
①価格が変わっていないなあと思う商品・サービスでは、
うまい棒、駄菓子、玉子、公共交通機関の運賃、CDの値段など身近な物からいろいろな商品、サービスが出てきました。うまい棒の10円は企業努力の賜物ですね。
②価格がすごく変化したなと思う商品・サービスでは、
ガソリン、ケータイ電話の通話料、軽自動車の値段などの意見が上がりました。身近な物でこの50年間で一番価格が変化しているものは、郵便料(ハガキ)の7円から63円の9倍ではないでしょうか。
ワークショップ②
「あったらおもしろいなと思う新しいサブスクリプションサービス」を考えて発表してください。
発表内容には、
①サービス名
②ターゲット
③サービス内容
④価格設定
を入れてもらい、二人一組のチーム戦で、発表を行いました。
Aチーム
30代から50代の女性をターゲットにした「ビューティーパスポート」
Bチーム
時間に余裕があるシニア層をターゲットにした「週末農夫」
Cチーム
フリーランスや会社員をターゲットにした「カフェスク」
むずかしい内容でしたが、どのチームも今回のテーマである「価格設定」を考慮した上でご自分の経験や趣味を生かしたとてもオリジナリティのある発表でした。
参加者全員の投票の結果、Bチームの「カフェスク」サービスが1位に選ばれました。
まとめ
今回は4月以来の現代美術館での開催となりましたが、初参加の方も含めいつものワイワイガヤガヤ楽しく明るい勉強会となりました。やっぱりホーム会場はいいですね。
次回予告
次回の勉強会は、以下の通りです。
日時 : 2021/8/7(土) 10:30~12:30
会場 : 熊本市現代美術館(会議研修室)
内容 : 「動画の可能性と届け方&完全自己流 制作のコツ」
講師 : 中川 典彌 (株式会社映gent Ro.man 代表取締役)
詳細は、こちらのページからご確認ください。